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旭岳の花達
2016-08-09
猛暑日が続きますね~。
もう溶けてなくなりそうです。(笑)
今日は8月9日でゴロ合わせで「野球の日」だそうです。
野球と云えば、高校野球で山梨学院高校が初戦見事に突破しました!!
よくやった!えらい!
今年はベスト4まで行って欲しいですね~。
さて、悪天候の中撮ってきた高山植物たち。少しですが紹介させていただきます。
左端の写真は「みやまりんどう(深山竜胆)」
高山に咲くリンドウの仲間で、根が非常に苦く、熊の胆よりももっと苦いことから、
熊よりランクの高い竜(架空の動物)の胆の苦さにあてたのが名の由来です。
実際は綺麗な紫なのですが、カメラ越しだと青っぽく写ってしまうんですよね~。
実際は綺麗な紫なのですが、カメラ越しだと青っぽく写ってしまうんですよね~。
これは紫色のスターチスを撮っても同じ現象が。
あとで色補正するしかないんでしょうねぇ。
真ん中の写真は「いわぶくろ(岩袋)」
花冠が袋状になっていることからこの名が付きました。
北海道から東北地方の高山帯に咲き、火山系の山の岩場や砂礫地に多いそうです。
私が小学生の頃、富士5合目付近の山小屋のご主人に花を見せてもらったことがありました。
登山道から離れた場所で咲いていたので、あまり近場で撮れなかったのは残念です~。
ズーム目いっぱいでこの程度・・・。
右端の写真は「みやまあきのきりんそう(深山秋のきりん草)」
別名こがねぎく(黄金菊)といい、高山に咲くきりん草は少し背は低いです。
八ケ岳にも咲いてたかな?
ざっとで申し訳ありませんが、高山でしか会えない植物たちを紹介しました。
明後日から弊社は夏期休暇にはいりますが、皆様も事故や病気に気をつけて、
帰省される方は気を付けて行ってらしてください。
それでは、皆様良いお盆休みを・・・。
高山植物の宝庫~!
2016-08-02
先週、関東甲信越地方が「梅雨明けしたもよう」と発表されましたね。
「明けました!」と明言しないようになって久しいですが、この言い方はもやっとして未だに慣れませんねぇ。(笑)
皆さんは、未だに慣れないことってありますか?
さて、ちょっと早めの夏休みを頂き、北海道の旭岳(標高2291m)に登ってきました。
昨年亡くなった伯父が好きだった山で、私も登山を始めて山の魅力にハマっていたので、故人を偲ぶため、
従姉と一緒に雨の中、えっちらおっちらと登ってまいりました。
登り始めは小雨だったのですが、頂上に着いた途端横殴りの大雨!
頂上でお昼にしようね~なんて呑気なことを言ってる場合ではありませんでした~。
視界と足場の悪い中、大急ぎで下山。
何度も転びそうになりながらも、しっかり花の写真は撮影してきました!
最初に出迎えてくれたのがこの「チングルマ」の実です。
残念ながら花の時期は終わってしまいましたが、見頃なら白い花が一斉に咲き誇っていたでしょうね。*^^*
機会があれば晴れた日に旭岳をバックに白い花が咲いているところを写したいですね~。
雨さえ降ってなければゆっくり花の撮影もできたのですが、急いで撮ったのであまり多くはありませんが、
次回に紹介したいと思います。
下山時に雨が止み、ようやく旭岳の全容が最後に拝めました。
雄大で綺麗な山です。
その麓には火山の噴火口跡に溜まった雨水でできた池がいくつかあり、緑豊かな高山植物の庭が広がり、
カムイミンタラ「神々の遊ぶ庭」と呼ばれています。
伯父さんが惚れ込んだのも頷けます。
私ももう一度この山に足を踏み入れたいと思わずにはいられませんでした。
登山に必要な水分
2016-07-25
なかなか梅雨の明けない関東・甲信越。
週明けもすっきりしない天気が続きます。
あまりまとまった雨も降りそうにないので、ますます都心部の水不足は深刻になりますね。
さて、前回、無計画な登山をしたおかげで途中で水が尽きてしまい、大変な目にあったことを書きましたよね。
今思えば、熱中症で倒れるという危険な状態だったわけです。
では、実際登山に必要な水分はどれくらいなのか?
これは計算式で導くことができるんです。
水分補給量(ml)=体重(Kg)×行動時間(h)×5
例えば体重60kgの男性が5時間の登山をすると60×5×5=1500ml必要という事になります。
なので滝戸山への往復で7時間。体重は・・・。
大体必要な水分量は約1900mlでした。
その時は1L(1000ml)しか持ってなかったので、完全に足りませんね。
荷物が重くなるのを避けたいという思いが強く、予備の水を持ち歩くという概念が抜け落ちていました。
予備の水は、冷やしたり、傷口を消毒する時や薬を飲む時とかにも用いられるので、持ち歩くと良いと書いてありました。
山で水の確保はほぼ難しいですからね~。
沢の水は絶対使ってはダメですよ!
野生の動物達が飲んだり、水浴びとかもしてるので、綺麗に見えてもどんな菌が潜んでるか分からないので。
ちゃんと煮沸してから使いましょう!
これから暑くなるシーズン。
山以外でも、しっかり水分は摂るように心掛けましょうね!!
予想以上の長丁場
2016-07-19
3連休は暑かったですね~。
昨日の「海の日」は山梨の勝沼が37度越えで全国一位でした。
それを聞いただけで、もう汗ダラダラです。(笑)
甲府より暑いなんて、勝沼の観測場所ってどこなんでしょう?
皆さんは、どのように過ごしましたか?
さて、3連休中に記念すべき(?)30座目を登ってきました!
「滝戸山」(標高1221m)です。
前回登った「春日山」の隣にある山で、そこから黒坂峠ー鶯宿峠ー滝戸山へ至る片道3時間30分のロングコース。
まぁ、境川方面から行けば40分で滝戸山に登れるんですが、それではつまらないので。
朝から靄がかかり、あまり良い天気とはいえませんでしたが、蜘蛛の巣に朝露があちこちに光りなんとも幻想的。
同じ道とはいえ、また違った雰囲気を楽しめました。
さくっと春日山の頂上を再び訪れ、そこから先は未知のゾーン。
地図も持たず標識と木などについている登山道を示す赤いテープだけを頼りに行ったので、今思えば無謀でした。
おおよその見当しかつけておらず、1時間ぐらいで行けるだろうと高をくくっていたら、まさかの2時間以上!!
しかも途中の標識も朽ち果ててどちらへ行けばいいのか分からず、あっちこっちウロウロ。
諦めて帰ろうかと思いましたが、よ~く看板を見ると小さな文字で「←鶯宿峠」と書いてありました。
草が生い茂っていてどう見ても道なんかないじゃん!と思いきや、近くに行くとちゃんと道がありました。
ここからアップダウンの激しい登山道。
あまり人が通らないのか草も枝も伸び放題の獣道。
よく見ないと赤い印や踏み跡を見逃しそうでした。
春日山から1時間30分。
ようやく「鶯宿峠」に到着。
苦労を労うかのように、ナンジャモンジャの木が出迎えてくれました。
ヒノキの変種らしく「リョウメンヒノキ」という学名がついてますが、ヒノキであってヒノキでない。
コノデガシワであってそうでない、よく分からないからナンジャモンジャと呼ばれているそうです。
しばし、ナンジャモンジャの下で休憩。
が、そこからまた道を見失いウロウロ。
確か途中から林道を通ると、山梨百名山を登っている方のブログの記事を思い出し、ダメなら引き返そうと思い、しばし林道を歩きました。
ゲートは閉められていましたが、歩行者は難なく通れたので、その先の看板へ。
ようやく「滝戸山登山口」の看板を発見!!
ルートが合っていた喜びに、疲れも不安も吹っ飛びGO、GO状態。(笑)
所要時間40分を30分ちょいで登りました。
山頂の展望はありませんでしたが、もうそんなの関係なく満足でした~。
で、予想以上に時間がかかってしまったことを考慮し、早々に下山。
今は夏だから夕方でも明るいですが、やはり来た道を正確に辿れるかどうか不安だったので。
無事、分岐も間違えず春日山までたどり着いたのですが、水分補給ができなくなるという大ミスを犯してしまいました~。
(グミとか食べて多少紛らわしましたが・・・)
普通なら下山に50分ほどもかからないのに、さすがに6時間近くも歩いていたのでHPが赤く点滅。
それでも1時間でなんとか下山しましたが、水が飲めない分、ものすごく遠く感じたのは言うまでもありません。
登山計画はちゃんと立てないといけんなと思い知らされた1日でした。
梅雨はどこ?
2016-07-11
今日もあっつい一日でした~
あまり雨が降らないせいで東京の方では水不足らしいですね。
明後日あたりから梅雨らしい天気になるみたいですが、例年なら海の日近辺で梅雨明けですよね。
今年は梅雨らしからぬ気候です。
せっかくおニューの傘買ったのになぁ~。
だからなのかっ!?
さて、前日降った雨で登山道も滑りやすくなってるので、今回は無理をせずノルディックウォークをしてきました。
もちろん忘れずに投票しに行きましたよ。
いつもの大滝神社コースを巡り、湧水を汲んで我が家へ帰る途中、空を見上げると夏雲が。
井上陽水の「少年時代」が脳内に流れる光景でした。(笑)
こういう景色を見ると本当、山に登りたくなりますぅ~。
その日は山梨より10日ほど遅れて静岡側の富士山の山開きが行われました。
2か月間という短い期間ですが、本当に多くの登山客が訪れます。
ここで登山に関する豆知識。
100m標高が上がるごとに-0.8℃気温が下がります。
富士山5合目の標高が場所によって違うのですが吉田口が2300m。
夏場の気温が仮に25℃ぐらいだとして、頂上までの標高差は約1476m。
14.76×0.8=11.8つまり約12℃低いので頂上の気温は13℃。
11月の平均気温と同じぐらいの寒さです。
特に雨など降ったりしたら更に寒くなるでしょうね。
登り始めは夏の服装でも、頂上では冬の服装でないと富士山は登れません。
特にこの時期は汗をかきますから、体が冷えると体調を崩し最悪の場合低体温症になる危険もあります。
標高差が激しいほど気温も変化するので、自分が登る山がどれだけ気温差があるか
それをしっかり頭に入れておくと、どんな服装を着てどんな上着を持っていけばいいか
迷わず選べると思いますよ。
夏山シーズン到来。
これからもちょっとした山の知識を紹介していきたいと思います。