ブログ
スターチスの一大産地、和歌山へ
先週は月曜から金曜までの5日間、和歌山県へ出張に行ってきました!
山梨から車で6時間以上、中部の御坊市や印南町周辺はスターチス(暖地向けシュニアタ)の一大産地になっています。
海と山に挟まれた地域にビニールハウスや温室が密集し、国道42号線を走っていると目に入るハウスのほとんどがスターチス...
生産者の方々は若手も多く、農協の共選からこだわりの個人出荷まで三者三様です。
土質は小石混じりであまり肥沃には見えませんが、そういう土地のほうがスターチスには合っているのかもしれません(^^;)
この時期はちょうど出荷が始まったところで、来年の春まで続きます。
今年は定植から株が生育する時期の気温がかなり高かった影響で、品種によっては花芽の立ち遅れや病気による株枯れも。
気候変動で年々暑くなっていることもあり、定植時期の再考や、より立ちやすい早生系品種の導入などの必要性を実感しました。
そんな中で、ピンク色ではシェア率トップのフェアリーピンクや、最近産地での認知度も上がってきている越百バイオレットやジュエリーホワイトなどは、花芽も割とよく立っていて一安心。
また新品種のパールラベンダーや、今期試作で導入したアロハイエローも素性が良さそうで、今後作付けが増えていきそうな予感がしました。
紫やブルー系など、ピンク以外の定番色はまだまだ他社のシェア率が高いので、今後もより良い品種を出していかなければと改めて思った次第です(^^)
秋のレクリエーション
10月も後半に入り、先日は長野県の原村にある八ヶ岳自然文化園で恒例のパターゴルフ大会。
3〜4人のグループに分かれて各ホールを回り、18ホール終えた時点の打数を競います。
もちろん一番打数の少なかった人が優勝です!
天気は曇りがちでしたが、その分日焼けの心配もなく外での運動には絶好のコンディション。
小淵沢よりもひと足早く紅葉も始まり、秋を感じながらの楽しいひとときなりました (^ ^)
その後は小淵沢に戻って打ち上げの焼肉ランチ。
普段あまり話す機会のないスタッフの方々ともゆっくり話せるよい機会です。
最後に順位の発表ということで、今年もマイパター持参の社長がトップだったものの、ハンデが加わり優勝はスタッフYさんに。
個人的には昨年より成績が悪く少々不満でしたが、ブービー賞や特別賞までありとても盛り上がりました!
春植えチェリーブロッサムへの期待
9月も半ばというのに、小淵沢も真夏のような暑さが続いています(^ ^;)
圃場では春植えのチェリーブロッサム(シネンシス系スターチス)の開花が進み、先日は各品種の特性調査を行いました。
ちょうど今頃の時期に苗を植える秋植えチェリーブロッサムは、開花まで冬越しを挟んで8ヶ月ほどの長丁場。
一方の春植えは、定植から3ヶ月ほどで開花し出荷することが可能です。
我々はこれまで品種の育成を秋植えのほうに注力してきたので、春植えはどちらかと言えば後発組。
まだ品種数もそれほど多くなく、悔しながらシェアもまだまだ他社には及ばず..
ただ今のところ八重系の品種は我々の独壇場で、ここ最近になって有望な新品種も続々登場しています!
今後も育種を続けて、春植えチェリーの生産をもっと増やしていきたいと意気込んでおります(^ ^)
魅惑のエキナセア
夏の一番暑い時期に入り、標高の高い小淵沢でも35度近くまで上がる日が続いています(^ ^;)
そんな暑さの中でも圃場のエキナセアたちは元気いっぱい。
エキナセアは北アメリカ原産のキク科の多年生植物で、和名はムラサキバレンギク。
花の周りに垂れ下がる舌状花を、江戸時代の火消しが持っていた「纏(まとい)」に付いた‘’馬簾‘’に見立てたことが由来のようです。
元々はハーブとして使われてきましたが、花の美しさが注目されて最近は花材としての人気も上昇中。
痩せた土地でも育ち、暑さや寒さ、さらには病気にも比較的強いというポテンシャルの高さも特徴です!
現在出回っている品種は原種に近い一重のものが大半ですが、我々の持つ品種は八重咲きのものを中心に形やサイズのバリエーションも様々。
切花向けだけでなく、丈の低いコンパクトな鉢向け品種もあります。
昨年には待望のカタログも完成しました!
苗の培養や栽培方法などまだまだ検討課題はありますが、今後も育種に力を入れていきたいと思っています(^ ^)