バイオ事業部 生産技術課長 酒井隆成

バイオ事業部 生産技術課長 酒井隆成
卒業学部:農学部卒
前職:大学職員

日々の観察がものをいい、実行に移すことが大切。

植物というのは人間と違って言葉を発することはありません。ただ、手をかけた分だけ確実に反応を示します。そういった植物の反応をつぶさに感じ取り、返してやるのが良い苗を作るコツだと信じています。

Q.この仕事を一言で 例えると

新しい発見の連続!

例えば、既存の色幅でしか新品種が出なかったもので完全に新しい色目が出たり、出ないと思っていた目新しい形である八重の品種が出たりする等、生き物というのは我々の想像をはるかに超えた挙動を示す時があります。勿論、こちらでそういったことを発見できなければ無為になってしまうので、ただ漠然と「見る」のではなく日々、注意を払っての「観る」ことが大切です。

Q.現在の仕事内容

培養研究開発、培養苗の生産管理です

培養研究開発とは、新しい培地や培養方法の確立や、培養の安定性の確認を行っています。また、培養苗の生産は完全受注制なので、シミュレーションを予め組んで安全で無理の無い培養苗の生産をしています。勿論、私自身、試験圃場や生産者の圃場に伺い、実際に栽培されているものを見て、培養や生産計画にフィードバックしています。培養方法を考え、生産に携わる職員に分かりやすく伝えるのも重要です。

Q.この仕事の面白み

自分の考えをどんどん取り入れ実行できるところ。

自分のアイデアさえあれば内容が無駄ではなく妥当であるなら、即座に実行に移しトライアンドエラーを繰り返せるところです。また、実行に移せば移すだけ成果となって表れ、お客様(生産者)に還元でき、そのことが実物を見て実感できるところです。

Q.心がけてる事

良質な苗づくり、その為の無駄の削減。

現在のスターチスの培養生産は培養が難しく、奇形の発生や生産上での無駄が出てしまうことが多いです。培養技術の向上によって奇形の発生を抑え、無駄を減らせる様に、日々培養苗を観察し、異常を察知し解決に努めます。

Q.将来の目標・チャレンジしたいこと

より良い苗を作るための手法や汎用培地の開発。

現状スターチスの培養は品種間差が大きく難しく、品種によっては生産効率が悪い状態です。より簡単に安全に増える培地や培養方法の確立、また交配育種に頼らない培養技術を使った新品種の開発にもチャレンジしたいです。